日本バイオマテリアル学会は、生体に使用する材料およびその応用に関する科学・技術を発展・向上させることを目的とし、1978年12月4日に設立されました。医学、歯学、工学、理学、薬学、生物学などの異分野間の融合学際領域の確立を目指し、大学、国公立研究機関、企業の研究者、さらには臨床医師・歯科医師を中心に広い専門分野の約1,600名の会員で構成されています。毎年11月に開催される本会大会では、700名を超える参加者のもと、400件以上の発表が行われています。これも、ひとえに日頃より日本バイオマテリアル学会に対して格別のご支援、ご援助をいただている企業の皆様のお蔭であると深く感謝しております。
2019年度は11月24日(日)、25(月)、26日(火)の三日間にわたり筑波大学春日キャンパスおよびつくば国際会議場にて開催する運びとなりました。今回の大会のテーマは“ひろがるバイオマテリアル”とし、バイオマテリアル研究の最前線の内容を盛り込むとともに、再生医療や医療デバイスとの接点を幅広く網羅する、刺激のある魅力的なプログラムを計画しています。
筑波山麓に広がるつくば市は古くから多様な文化が形成されてきました。1970年代の研究学園都市の建設を契機に科学万博を経ていま、最先端の科学技術拠点へとめざましい発展をとげてきています。そのつくばに2005年、つくばエクスプレスが開業し、秋葉原からわずか45分と驚くほどに便利になりました。開催予定のつくば国際会議場はつくば駅より徒歩8分の位置にございます。つくばの自然、酒、食、科学にふれながら、バイオマテリアルを語る有意義な時間を過ごしていただければと思っております。事務局一同精一杯努力する所存でおりますので、関係各位のご支援をお願いするとともに、多くの方々にご参加いただきますようお願い申し上げます。
2019年2月吉日
第41回日本バイオマテリアル学会大会
大会長 長崎 幸夫
(筑波大学数理物質系・教授)